POV-football blog ‐サッカーのミカタ-

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サッカー・フットボール・蹴球と呼び方はそれぞれあれど、その見方を中心に、戦術・技術・組織論を展開していきます。

Jリーグ最年少得点記録更新報道の違和感

さてさて。

J3 第5節 セレッソ大阪U-23FC東京U-23戦において、久保建英選手が「15歳10カ月11日」でJリーグ最年少得点記録を更新したというニュースが話題になっています。

日刊スポーツ記事Goal.com(動画あり記事)

映像をみるとたしかに非凡なゴールで素晴らしいの一言に尽きるのですが、マスコミが全然触れてない点がひとつあります。それは、今回の記録更新はJ1からJ3までを含めた記録更新であるということです。これまでの記録は、森本貴幸選手(現川崎F、当時東京V)の「15歳11カ月28日」でした。しかも森本選手が得点をマークしたのはJ1の舞台においてです(対J磐田戦)。

正直に言ってJ1とJ3のレベルの差はかなりあります、全てにおいて。正直に言って今の久保選手ではJ1で得点をマークすることは無理でしょう。そもそもプレイヤーのフィジカルが違いすぎます。そう考えると森本選手がいかに早熟だったかがわかるというものです。

しかし早熟であることはその後のキャリアを必ずしも担保するわけではないというのが、プロフットボールの世界ではままあること。久保選手の才能は疑いようがなく、そのシュートセンスは歴代日本人選手と比べてみても出色です。あんなにシュートセンスのある日本人選手は見たことがないと言っていいレベルで。

とはいえ、今回のJリーグ最年少得点記録はあくまでJ3での出来事。もう少しフィジカルができればJ1デビューも得点もかなうでしょう。そのうちバルセロナに戻ってしまうかもしれませんが、トップリーグで何が成し遂げられたか。騒ぐのはそれからでも遅くはないのかと。森本選手がデビューしたときはそれこそ怪物だと思いましたよ。

この点お知らせしたかった次第です。

ではでは。


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