2016年活躍した日本人選手|私的アウォーズ(1)
さてさて。師走もあとわずか、最終週に突入しました。諸事情により、最近めっきり更新数が減っておりましたが、一応今年のおさらいを。
というわけで、「2016年活躍した日本人選手|私的アウォーズ」を発表したいと思います。
国外選手MVP
まずは国外選手から。所属チームおよび代表での活躍度からいって、原口選手は当確。また、今年後半からの活躍ぶりが顕著だった大迫選手もひけをとらない。ということで、MVPは「原口&大迫」選手とします。
原口選手の受賞ポイント
原口選手は、驚異的で衰えることのない運動量&スピードでサイドを駆け巡り、所属チームおよび代表で良いエネルギーを生み出し続けました。彼のように攻守に渡って動き続けることがチームに流動性(良い血の巡り)を生み、得点を奪ったり華麗なプレーで観客を沸かせることとはまた別のレイヤーでチームに貢献しました。
これまでに日本人選手で運動量が多くスピードがあり、かつドリブル突破もできる選手は見当たらず、日本人ドリブラーとして新境地を開拓したことは特筆に値すると思います。とはいえ、サイドからのカットインシュートの際に体が力んでしまい、シュートコントロールが雑になる場面が多々見られたので、今後はそこを改善していく必要があるでしょう。
もし、そこをクリアできれば、リベリー選手のような本当の怖さを持った選手になれると思います。
大迫選手の受賞ポイント
大迫選手は、身長もありもともとポストプレーが得意でした。国内では足元でボールを受け、反転してシュートという場面をよく見かけました。それこそ”ハンパない”プレーをぶちかましていました。しかし、ドイツに渡ってからは、相手DFの体の強さや寄せの速さに苦労することが多く、その能力を活かしきれていない様子だったと思います。またCFではなく、サイドでのプレーを余儀なくされることもあり、ゴール前でのプレーに磨きをかけられなかったこともその一因でしょう。
そうした中、FWでの出場機会を得るためにコツコツと積みあげた努力が、今年ようやく開花したのではないでしょうか。得意の相手を背負ってからの”ハンパない”反転シュート”も見られるようになり、ようやくその能力を解き放ちつつあります。今後はコンスタントに試合に出続けることが大事になるでしょう。そうすれば、歴代ナンバー1FWの地位を獲得するのも夢ではありません。 *補足:釜本さんは除きます→レジェンドなので
総評
今回取り上げた2選手は、もともと才能がありつつ、海外に出ることでJリーグを遥かに超える激しい当たりや寄せに適応し、その適応を促進するために身体を作り上げたことが活躍の要因だと思います。身体作りはなかなかすぐに成果が出るものではなく、また自分自身のスタイルに合った方法をチョイスする必要があり、難しいことのなのですが、この2選手は良いコーチに巡り合ったと思うし、継続した努力を怠らなかったのでしょう。
今後ますますの発展を祈願して、ここに表したいと思います。
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